Instruction pratique sur les manifestations spirites
フランス語出版(1858年)
1858年にパリで刊行されたInstruction pratique sur les manifestations spiritesは、アラン・カルデックが霊現象と霊媒性の研究を組織化していく初期段階に属する独立した著作です。1857年のLe Livre des Esprits初版から約一年後、Revue Spirite創刊と同じ年に、霊との交信条件や霊媒能力の発達を理解したい読者に実践的な指針を提供する目的で刊行されました。

書誌情報
- 著者:Allan Kardec
- 原題:Instruction pratique sur les manifestations spirites
- 刊行地:Paris
- 年:1858
- 発行:Bureau de la Revue Spirite, 8, rue des Martyrs
- 書店:E. Dentu;Ledoyen
- 印刷:Imprimerie de Beau, Saint-Germain-en-Laye
- 本文:146頁+目次・編集資料
- 標題紙記載価格:2 francs
- 参照デジタル資料:Biblioteca Nazionale Centrale di Firenze / Google Books
ファクシミリ
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刊行の背景
1858年6月のRevue Spiriteで、カルデックは翌月刊行予定の著作にすでに言及しています。同年の雑誌広告にも本書が紹介され、1858年7月31日付Bibliographie de la Franceがフランスの書誌流通への登録を記録しています。
目的と方法
序文でカルデックは、霊媒になるための条件や方法について多数の問い合わせを受けていたと説明します。しかし問題は単純な手順ではなく、予備知識を要するため、書簡だけでは十分に答えられないとして、より体系的な指導書を刊行したと述べています。
また本書を、誰にでも霊媒能力を生じさせる普遍的な公式と理解してはならないと警告します。詩・絵画・音楽の規則が才能そのものを生み出さないのと同様、ここでの規則は自然な能力の用い方を導き、現象観察を助けるものだと説明しています。
1858年版の構成
序文に続き、広範なVocabulaire spirite、Tableau synoptique de la nomenclature spirite、そして霊の尺度、現象、通信方法、霊媒、環境の影響、霊との関係、学習テーマ、初心者への助言、スピリティズムの影響などを扱う十一章が続きます。単なる手順書を超えた構成です。
1858年の著作からLe Livre des Médiumsへ
この著作は単に放棄されたのではありません。1860年の編集資料は、より大規模な著作への置き換えを明確に示します。Instruction pratiqueは品切れで再版されず、印刷中のLe Livre des Médiumsによって置き換えられると告知されています。
したがって1858年と1861年の関係は「版番号の継続」ではありません。1858年の出版物は、それ自体で完結した独立著作として、研究の前段階を示します。1861年のLe Livre des Médiumsは、そのテーマの一部を引き継ぎながら大幅に発展・再編した新しい著作として登場します。
資料参照
- KARDEC, Allan. Instruction pratique sur les manifestations spirites. Paris, 1858.
- Revue Spirite, 1858–1859.
- Bibliographie de la France, 31 juillet 1858.
- KARDEC, Allan. Le Livre des Esprits. Paris, 1860. 本書の品切れとLe Livre des Médiumsへの置き換えを知らせる編集広告。